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vol. 1 Ryusuke Kimitsuki

更新日:2019年5月20日


君付龍祐さん

生物環境学専攻・1年生

趣味:写真を撮ること


記念すべき1回目の記事は、このウェブサイトの運営者の1人でもある、君付さんにお話を伺いました。

恐竜が大好きで、大学も「古生物学が学べる」ことを基準に選んだという君付さんですが、アルバータ大学に来る前はずっと日本の学校に通っていたそうです。しかし、高校生の時にケンブリッジ大学で行われた研究セミナーに参加した際、海外の学生の勉強に対する積極的な姿勢や、広いキャンパス、そして地学の石が当たり前のようにラウンジに並べてある様子に惹かれ、海外の大学に強い憧れを抱くようになりました。また、日本の大学では、勉強したい学問が変わった場合、もう一度その学部を受験しなければいけないのに対し、海外の大学は入学後も自由に学部変更ができる点に、魅力を感じたそうです。


進学したい大学を探し始めた際に君付さんがもっともこだわったのは、総合大学であること、そして彼が一番勉強したいと思っていた古生物学がある大学であるという点でした。古生物学はどの大学にもある学科では無い為、必然的に候補が7大学ほどに絞られたそうです。その中から行きたい大学を決める為、君付さんは各大学の有名な博士にメールを送りました。それぞれの博士に送ったメールには、君付さんが高校生の時に自分がしていたプランクトンの研究について、そして自分は古生物学に興味があり、海外に出て勉強したい旨を綴り、どのような大学であれば、自分のやりたいことを提供してもらえるかという質問をしました。すると、直ぐにアルバータ大学の博士から返信があり、いくつか紹介してもらった大学のリストに、アルバータ大学の名前も載っていたそうです。また、カルガリーとエドモントンの中間地点に、化石の発掘所があるという立地や、学費が他大学に比べて安いという点も、アルバータ大学を選んだ理由の1つだそうです。


大学1年目の1学期という、まだまだ大学生活に慣れるので精一杯になってもおかしくない時期ですが(インタビュー当時)、君付さんは地学、化学、統計、英語、生物の5単位をフルで取られていました。さらに、日本人が逃げ腰になりがちなグループワークがある生物の授業が楽しいと、話してくれました。


生まれも育ちも日本の君付さんですが、授業でも寮生活でも、英語で苦労されている様子は全くありませんでした。理由を尋ねてみると、小さいころからお母さんと一緒にコミュニケーションを中心とした英語を勉強していたため、英語は感覚的に話せるそうです。ですが逆に、文法やスペルが問われる高校の英語は苦労したそうです。


これまで慣れ親しんだ地を飛び出し、異国に1人で来られた君付さんですが、カナダに来てみてどう?という質問には、「寒い。寿司が恋しい。寮の友達とは仲良くできているので楽しい。」と答えくれました。


1年目の1学期から、大学の古生物学の博士に話に行ったり、恐竜の歯を磨くボランティアに参加したり、彼の膨大なサイエンスの知識を基にしたブログを書いたり、マイナス20度の夜に、屋外で皆既月食の様子を数時間に渡って撮影していたり、会って近況を聞くたびに、毎回彼に驚かされています。今後も、彼の好きなことに対する情熱が、彼をどこへ連れて行くのか、とても楽しみです。

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